肝胆膵移植外科医から皆さんへ

肝胆膵外科では主に、肝臓、胆管、胆嚢、膵臓の疾患に対する外科的治療を担当しています。急性胆嚢炎に対する胆嚢摘出術から、肝疾患に対する生体部分肝移植術まで、非常に幅広い診療分野をカバーしており、日本肝胆膵外科学会高度技能専門医制度認定修練施設(A)を制度発足以来維持しています。胆嚢摘出術に始まった腹腔鏡手術は現在、食道、胃、大腸といった消化管癌への応用が進んでいますが、当科では肝、膵、脾手術への適応を早くから拡大し、患者さんの負担軽減に貢献しています。他グループとも協力し、治療方法選択や実際の手術、術後管理に至るまでマルチディシプリナリーチームを形成して診療に取り組んでいます。①治療方針の決定、②手術の遂行、③適切な合併症管理が外科診療の本髄ですが、以上3つを、1)患者さんに説明できる、2)後輩に指導できることが「外科医」の神髄です。共に外科の奥義追究を目指す仲間を待っています。

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