2018年専攻医
藤田 博陽
出身:青森県
卒業大学:弘前大学医学部(平成28年3月卒)
初期臨床研修病院:八戸市立市民病院
サブスペシャルティ:小児外科
座右の銘:誰人天下賢
弘前大学出身の藤田博陽と申します。私が外科を志すことを決めたのは、研修医2年目の年が明けてからでした。もともと外科系に興味をもっていましたが、小児に携わりたいという思いがあり、ギリギリまで小児科と迷いました。専攻医プログラム登録の一次登録に間に合うことができず正直焦る気持ちもありましたが、小児科や小児外科の手術の見学をしていく中で、手術でしか直せない病気に立ち向いたいという思いが強いことに気がつき、外科の門を叩くことを決意しました。
弘前大学外科専門医プログラムを選んだ理由として、一つは出身が弘前市であり将来は青森県の外科医療に携わりたいという思いが強かったことです。もう一つの理由として、指導医とのつながりがありました。手術は教科書だけでは勉強できず、先輩の背中を見て先輩に教えられながら少しずつできるようになるものだと思っています。昔からお世話になった先輩が近くにいてくれることは、外科医としてスタートを切る上でとても心強いと感じ、このプログラムを選択しました。
また、サブスペシャリティとして小児外科へ進むことを考えていますが、国内留学という形で小児外科を修練できる機会があることもこのプログラムを選択した大きな理由となっています。国内有数の小児外科施設で診療経験を積み、県内に持ち帰って還元することができれば、それに勝る幸せはないと思います。
少子化の波は止む兆しを見せず、2050年には全国の小中学校が3分の1に減少し、県内では10分の1にまで減る可能性があると言われています。しかし生まれてくる少ない子供の中には、手術を必要とする子供達がいることは間違いありません。その子供達の力になるべく日々修練を積んでいけることに、高い誇りと深い喜びを感じております。
情熱あふれる先輩方と共に、困っている患者さんの力に少しでもなれるように精進していきたいと思います。