渡邊 崇人
「医は仁術なり」
- 出身地:千葉県
- 卒業大学:平成29年弘前大学医学部卒
- 初期臨床研修病院:つがる総合病院
- サブスペシャルティ:心臓血管外科
- 座右の銘:「医は仁術なり」
私が心臓血管外科の道を進む事を決めたのは大学5年生の時です。元々外科に興味があり、将来外科医として働く展望はありましたが、具体的な事は曖昧でした。5年生のBSLで初めて自身の目で心臓血管外科の手術を見た時、その美しさに惚れ惚れした記憶が今でもあります。外科は自身の手で直接患者を治療できるという事が私にとって最大の魅力であり、特に心臓血管外科においては、急性大動脈解離など、唯一の救命・治療手段が手術治療となってしまう疾患を扱う事もあり、手術の出来次第・自身の技量次第で死の淵に向かう患者を救命できる事がとても魅力的でした。
現代は医療技術が進歩し、以前は救命・治療が困難であった疾患でも治療が望める時代になってきたと思われます。現代の医療技術をこれから享受し学べる私自身は、その進歩の過程に多くの患者の命と、最善治療を模索し真摯に取り組んできた先代の医師たちの功績の礎がある事を常に肝に命じて切磋琢磨し、今後の医療に貢献できるよう努力します。そして、外科治療は唯一の治療手段であったとしても治療手段の一つでしか無い事を心に留め、適切な適応判断をし、誠実さを持って真摯に取り組みたいと思います。